企業の動画広告はどこに出すべき?Webメディア別の利用者層

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お金と時間をかけて制作した動画広告。まずは作成した動画をユーザーがインターネット上で視聴できるように、サーバー上にアップする必要があります。
サーバーと言っても自社のサーバーにアップするのか、youtubeを代表とする無料の動画プラットフォーム、あるいは、有料のプラットフォーム、またはfacebookやinstagramなどのソーシャルネットワークにも広告を出すこともできますし、無料のアカウントを開設して動画を掲載することもできます。

どのプラットフォーム、SNSに掲載するにしてもメリット・デメリットもありますし、ターゲットとするユーザーに適した形で掲載しなければ、動画が全く見られないということにもなりかねません。

メディア毎の利用者層を知る

動画広告をメディアに出稿するにあたっては、まずそれぞれのメディアがどのような層のユーザーに利用されているのかを把握することが重要になります。
それぞれのメディアごとに年代や性別などユーザー層の特徴があるのです。例えば30代、40代の男性をターゲットとした広告を配信するのに、10代、20代の女性が中心のメディアに広告を配信しても広告費を無駄にしてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。動画広告の費用対効果を最大限に高めるためには、ターゲットとするユーザー層に的確に広告を見てもらわなければいけませんので、まずは年代や性別など、それぞれのメディアのユーザー層を把握しましょう。

ここでは、動画広告を出稿できる主要なメディアとして、youtube,facebook, Instagramのユーザー層について見ていきたいと思います。

youtubeのユーザー層は?

youtubeは全世界で最もユーザー数が多い動画シェアサービスですが、日本でもそのユーザー数は、SNSの中でも各年代でLINEと1位、2位を争い、約6200万人となっているそうです。

世代ごとのユーザー数を見ると、10代が約460万人、20代が約960万人、30代が約1100万人、40代が約1400万人、50代、60代が約1100万人となっており、男女別で見ても各世代約半々となっています。

youtubeは無料で利用できることもあり、老若男女問わず年齢層が広く、利用者が多いメディアです。

youtubeは一般の人が動画をUPし、自分のチャンネルを持つことができるのが醍醐味ですが、ビジネスにおいても、自社の公式youtubeチャンネルを作り、コンスタントに動画を公開している企業も多いです。

facebookのユーザー層は?

facebookは日本国内で約2800万人のアクティブユーザーがいると発表されていますが、2017年9月時点から2019年1月時点でアクティブユーザーの数にほとんど変化がなく、伸びていません。年代ごとのユーザー数は、10代が約150万人、20代が約540万人、30代が約630万人、40代が約740万人、50代が約590万人、60代が約580万人となっています。

facebookの特徴としては、実名制が原則のためフォーマル感が強く、30代から50代のユーザー数がそれぞれ500万人を超えており、ビジネス目的で繋がる利用が多くなっています。そのため60代のユーザー数も他の年代と遜色ない一方、10代は約150万人、20代は約460万人となっており、若年層の facebook離れが起きている状況が如実に表れています。

また、男女別に見ると、30代までは男女半々ですが、40代以上は男性が約6割と、男性比率が多くなっています。

簡単にページを作ることができることから、企業も自社のfacebookページを持ち、情報を公開していくことが多くなりました。ホームページはなくても、facebookページを持つ、という企業や店舗なども増えています。

Instagramのユーザー層は?

nstagramの日本国内でのユーザー数は、2018年にfacebookを抜き、約2900万人となっています。
年代ごとのユーザー数を見ると、10代が約260万人、20代が約500万人、30代、40代が約460万人、50代が約310万人、60代が約180万人となっており、20代の利用が一番多いSNSということがわかります。

男女別に見ると、10代から30代までは女性の利用が約60%と女性の利用比率が高く、40代はほぼ半々、50代は男性が約55%、60代は男性が約60%と、年代が上がるにつれ男性の利用比率が上がっていきます。

最近では企業の公式インスタも増えてきています。特に10-30代の女性をターゲットとする企業にとって、インスタは必須のマーケティングツールになっています。


2019年現在で、40代以上の層をターゲットとするなら、Instagramよりもfacebook、10代から30代の女性をターゲットとするならfacebookよりもInstagramが適切であると言えるでしょう。

動画広告を制作する際は、それぞれのSNSのユーザー数や男女比率を把握し、ターゲットの年代や性別に合わせた戦略を考えてみましょう。

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